• "大川地域保健課長"(/)
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  1. 茅ヶ崎市議会 2019-11-28
    令和 元年11月 環境厚生常任委員会−11月28日-01号


    取得元: 茅ヶ崎市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-05-03
    令和 元年11月 環境厚生常任委員会−11月28日-01号令和 元年11月 環境厚生常任委員会 令和元年11月28日 環境厚生常任委員会 1 日時   令和元年11月28日(木曜日) 午前10時39分開会 午前11時29分閉会 2 場所   全員協議会室A 3 出席委員   滝口友美委員長新倉真二委員長   豊嶋太一金田俊信岡崎進加藤大嗣の各委員   水島誠司議長 4 説明者   塩崎副市長、岸副市長   秋津総務部長瀧田行政総務課長青柳財務部長小島財政課長、中田副所長、   谷久保保健企画課長大川地域保健課長、小山地域保健課主幹望月病院長
      内藤副院長兼事務局長松岡病院総務課長島津医事課長岩澤病院経営企画課長 5 事務局職員   清水局長小島次長臼井次長補佐小見書記水島書記 6 会議に付した事件   (1) 議案第96号  令和年度茅ヶ崎市一般会計補正予算(第6号)所管部分   (2) 議案第105号 茅ヶ崎市病院事業設置等に関する条例の一部を改正する条例                 午前10時39分開会 ○委員長滝口友美) 環境厚生常任委員会を開会する。  議題としては、手元に配付の日程のとおりである。  これより議案の審査に入る。  議案第96号令和年度茅ヶ崎市一般会計補正予算(第6号)所管分を議題とする。  説明願う。 ◎財政課長 議案書1ページ、議案第96号令和年度茅ヶ崎市一般会計補正予算(第6号)について説明する。  第1条であるが、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ1億9485万8000円を追加し、738億5574万6000円とするものである。歳入歳出予算補正の款項の区分及び当該区分ごと金額並びに補正後の歳入歳出予算金額は、議案書2ページ、第1表歳入歳出予算補正のとおりである。  議案書8ページ、9ページ、本委員会所管部分歳出について説明する。  款4衛生費項保健衛生費目保健衛生総務費については、地域医療センター等複合施設講堂部分購入のため、公有財産購入費を増額するものである。  議案書6ページ、7ページ、本委員会所管部分歳入である。  款22市債項1市債目3衛生債として、地域医療推進事業債を追加したものである。  議案書1ページ、第2条地方債補正である。第2表は議案書2ページである。地方債補正については、歳入で説明した市債を追加するものである。 ○委員長 執行部への質疑及び必要に応じて自由討議を行い、審査を進めていきたい。  執行部への質疑はないか。 ◆豊嶋太一 委員 2億円近く計上した金額の内訳をもう一度説明いただきたい。 ◎地域保健課長 今回、講堂に係る占用部分及び共用部分工事費のほか、警備機器及び電気保安業務委託等経費等が含まれている。 ◆豊嶋太一 委員 詳細の内訳の説明は難しいのか。 ◎地域保健課長 今回、買い取りの詳細については、医師会からの提示もあるが、おおむね今言ったものであり、それ以上の詳細は現時点では答弁できない状況である。 ◆豊嶋太一 委員 財政が厳しく各部署でさまざま予算削減をされている中、現時点で詳細がわからないでは、そうですかとの答えになってしまう。現在の稼働率を教えていただけるか。 ◎地域保健課長 2018年度、平成30年度は、日曜、祝日、年末年始を除く293日のうち、事業回数278回だが、健診が72日間、それ以外が187日間、健診を除くと平成30年度は63.8%、平成31年度は4月から9月までの146日のうち105日間の利用で71.9%となっている。 ◆豊嶋太一 委員 今後、講堂を取得した際の年間のランニングコストはどれぐらいを見込んでいるのか。 ◎地域保健課長 電気料、清掃、保守の委託料等を含めて年間で約52万7000円を見込んでいる。 ◆豊嶋太一 委員 今後、さまざまな事業を行うに当たって、この講堂に当たるものを精査していくと思う。今回購入することで距離が少しできることになると思うが、職員の働きやすさに関する担当課としての所見はいかがか。 ◎地域保健課長 職員は確かに保健所から移動しなければいけないが、逆に利用者側からは、駅から大きな道路に向かってくるし、駐車台数も今までの倍近い数がとめられることになるので利便性が増すと考えている。 ◆豊嶋太一 委員 我が会派でもいろいろな意見交換がされた。本来は離れたところよりは一体的な整備を行ったほうがいいのではないかとの意見もあったが、所見を伺う。 ◎地域保健課長 委員の言われることは理解できるが、令和3年度末で県の支援が終了することになっているので、早急に検討の必要があるとは認識している。しかし、財政的な負担も大きい事業でもあり、次期総合計画策定作業で全庁的に事業優先順位をつける中で検討していきたいと考えている。 ◆豊嶋太一 委員 さまざま精査し、予算削減に動いてきた中で、なぜ今のタイミングでこの予算を計上し、購入するのか、もう一度説明願う。 ◎地域保健課長 最近多発している地震や風水害において、講堂購入することで医療救護所待ち合いとか、医師会歯科医師会薬剤師会等連携の拠点として機能強化が図られる見込みである。保健所は、40年以上が経過して老朽化が進んでいる。特に講堂については、ほこり、カビ、雨漏り、虫が多数発生しているなど環境上、衛生上の問題があり、保健所利用者によるアンケートでも課題を多く指摘する声が寄せられていることから、購入について検討していた。そういったときに保健所衛生委員会を初めとする会議等医師会の先生が定期的に保健所に来られて状況を把握されていたこともあり、医師会でも前向きに検討していただき、今回このタイミング購入という形になった。 ◆豊嶋太一 委員 費用対効果として、この2億円近い金額に対して、担当課としてはどのような所見を持つか。 ◎地域保健課長 今回購入するに当たり、評価の鑑定をかけている。医師会金額はちゃんと検討した中で評価額が上回っているので、適正だと考えている。 ◆岡崎進 委員 実際にこの補正で慌ててやらなければいけない理由はあるのか。来年の本予算に向けて、来年度取得でもよかったのではないか。 ◎地域保健課長 今、環境上、衛生上非常に問題があるが、今回の購入によって、令和2年度からの事業活用が可能となる。あと、いつあるかわからない大地震や風水害など災害時の対応のため、早目に令和2年度からということで、このタイミング購入することになった。 ◆岡崎進 委員 これを借りて運用することもできると思うが、その検討はしたのか。 ◎地域保健課長 概算であるが、20年間のランニングコストを含んだ合計額の比較で、買い取りのほうが負担が少ない見込みであること。医師会から市に対して買い取りを求めていること。買い取りであれば、今後必要に応じて改修を行うことが可能になること。また、買い取りに際して約75%分の起債を見込めるが、リースでは不可能であること。このことから買い取りが妥当と判断した。 ◆岡崎進 委員 今後の課題となるが、現状保健所講堂はいろいろ問題があるとのことで、これが借りられた場合に関しては、講堂は使用しないのか。 ◎地域保健課長 本来は全て移動したいと考えていた。1歳半健診や3歳児の健診等、健診に関しては、今度購入する講堂の1階の診療室等、休日夜間急患センターのところを使いたかったが、厚労省にも確認したが、医療法上認められないとのことで、残念ながら健診については今の保健所講堂に残ることになる。 ◆岡崎進 委員 そうすると2本立ての運用になっていくと思う。県から今の保健所を無償で借りているが、3年以降の運用に関して、これから中長期的に考えていった場合に、保健所あり方を今回の件と絡めてどのように考えていくのか。10年、20年後、建物が今の状態ではとてももたないと思う。そういう部分をあわせて考えていかないと、今回のものだけ単独で考えることできないと思うが、その点はいかがか。 ◎保健企画課長 現状課題整理は進めている。豊嶋委員からは一体化などの話を頂戴している。今後、令和4年3月31日までの県との約束が一旦切れると、必然的にどちらかに移るか、どこかを借りるか、現有地を何らかの形で県との交渉の上、使用し続けるという格好になろうかと思う。いずれにしても、一番の利害関係者である神奈川県には方向性を示しておかないと、とどまることもできないと思っている。また、新築となると、現状では第4次実施計画が動いている中で、事業規模かなり大きいため、次期総合計画で人、金、物を総合的に勘案しながら方針を定めていかなければいけない。  保健所整備の今後の展望については、今幾つか形態等を考えているが、令和2年度以降、整備も含めて総合計画の中で、ほかの事業と同じ土俵にのった上で考えていきたいと思うので、理解願いたい。 ◆岡崎進 委員 保健所の今後のあり方が未定で、今財政が非常に厳しい中で、新たな建物購入するのがいいのかどうか。本来ならば、ある程度の期間、先の見通しがつくまでは借りて運用していくほうがいいのではないか。 ◎地域保健課長 私は今保健所に在籍しているが、正直言って老朽化に関する衛生状況環境状況は劣悪である。そんな状況の中での事業の実施や、災害による影響が非常に大きいと思うが、例えば、今回の台風19号等いろいろあったが、決壊等をしたら保健所は1.5メートルから2メートルで冠水、水没してしまうおそれもある。保健所災害時の拠点としても考えられるので、早期に購入することが妥当だと考えている。 ◆岡崎進 委員 災害時等の部分はわかる。その前に、先ほど話があった保健所のほうに残さなければいけない子供の健診に関しては、今劣悪だと言われた中に残さなければいけない。それを今後の課題としてどのように考えていく予定なのか。 ◎地域保健課長 今、委員が言われたとおりだと思う。できれば今回、新しい講堂購入で、正直そちらで一緒にやりたかった。保健所の今後のあり方も、保健所と県も含めて検討していきたいと考えている。 ◆岡崎進 委員 総合的に考えていかないと、今回の購入が単独で進むことがいいとは思えないが、いかがか。 ◎保健企画課長 今後の整備方針等についてはまだかちっとしたものが決まっていないが、今回購入する講堂活用等地域保健課長から説明があった。保健所の運営の中でこれを位置づけて、今後の保健所整備あり方を示していくと思うが、重要な要素として捉えて、決して無駄にならないような形で使用、活用をしていきたい。さらに、これは一般的な話だが、二重投資といったことがないように、講堂以外にも市にあるいろいろな資産も含めてどういった形が一番よいのか、総合計画の中、人、物、金、市の事業にのせた上で考えていきたいと思っている。 ◆岡崎進 委員 非常に苦しい答弁のようである。先ほど災害対応の意味では、三師会があるところに拠点を持つことが1つポイントだと思う。逆に現状では、先日も台風の問題があったが、本来やはり災対本部がある役所に保健所の機能も連携させるほうがいいように思うが、どのように考えているのか。 ◎地域保健課長 今回の地域医療センター建物は、耐震の構造もかなり充実している。3日分の水等もちゃんと確保できる。非常用電源も72時間確保もできているといった点では、医療救護所にも地域医療センターはなるので、その中で三師会が入っていることで連携もとれる。安全な場所でもあるので、非常に活用できるのではないかと考えている。 ◆岡崎進 委員 医療救護所として使う部分でいうと、逆に購入する講堂に関して少し疑問がある。非常電源が3日分あるというが、いろいろ聞くと、夏などに災害が発生すると、通常業務に関しては3日分あるが、エアコンをきかせると、もたなくなってしまうようなこともある。一番問題なのは、2階に上がるスロープがない。ある程度健常な人でないと、その救護所を使うことができないことになる。救護所の機能として本当に大丈夫なのか。 ◎地域保健課長 委員の言われることは理解できるが、担当課としては、電源の確保、電源車や燃料については優先的に提供していただけるように、今後、依頼や協議、調整していきたいと考えている。また、医療救護所自体が一次救急の部分で、重症者救急車等で二次救急に行っていただく。車椅子といった方は、1階の待ち合いにも広いスペースがある程度あるので、2階には担いでいかないと上げられないが、1階で対応できればと考えている。観察室等使いようがあるので、そういう点で活用したいと考えている。 ◆岡崎進 委員 余り細かいことは言いたくないが、市立病院受け入れ等もあるが、今、救急車でという話があったが、24万人市民、寒川町も含めて30万人弱の中で救急車が何台あるのか。災害時に救急車がどれだけ稼働できるのか、どこまでできるか。避難所に遠い地域医療センターがどこまで医療救護所として、災害時の傷病者のために役立つのかという部分もあわせて検討をしていかなければいけないと思う。そういう部分も勘案して、もう一度、今回どうしても購入する理由を聞いて、私の質問を終わる。 ◎地域保健課長 先ほどから話しているが、いつ来るかわからない災害時の対応のため、建物自体耐震もできているし、足りないというかもしれないが非常用電源も確保できている。水も確保できている。今後、医療的ケア児など対応検討していきたいと考えている。それ以外に平時の利用では、今、保健所講堂でやっている事業について、できるだけ環境のいいところでやらせてあげたいということで今回購入を考えている。 ◆新倉真二 委員 平時の利用に関して、保健所が現在どういう状況であるのかと考えたときに、保健所の再整備がされて、なおかつ今回の購入の物件がある中で、しっかりと健康増進あるいは医療費削減等に結びつけられる催しがその場所において行われるということを総合計画にまた位置づけていくのか。 ◎保健企画課長 そういったことも勘案し、総合計画の中で今回の件を、表現はいろいろあると思うが、含めて考えていきたいと思っている。 ◆加藤大嗣 委員 ランニングコストについて、単純に面積案分している理由は何か。 ◎地域保健課長 現在、地域医療センターでかかっている経費については、医師会歯科医師会薬剤師会との4者協議でも面積案分等で負担すると決定しているので、今回もそういう計算をしている。 ◆加藤大嗣 委員 案分方法については見直しということで今後検討する考えはあるか。 ◎地域保健課長 管理規約等については4者で今後再度詰めてていくとの話もあるので、また検討したいと考えている。 ◆加藤大嗣 委員 保健所の中の講堂部分を今回買い取るが、保健所あり方そのものにも将来的にかかわってくる。保健所老朽化が甚だしい。災害面を考えて講堂部分だけは移す。しかも、それを買い取る方法だと。保健所は、県のものであるが、令和3年度以降は支援が打ち切られる。では、保健所をどこかに移すのか。あるいは、県から買うのか。そのときには講堂を除いて建てかえみたいなことを考えるのか。その後のことについて、茅ヶ崎市保健所に対する考え、選択肢はかなりシビアな部分がいろいろ出てくるし、可能性として膨らんでくる部分もあると思う。将来の保健所あり方はどういう考えで、今回、賃貸ではなく買い取る、しかも移転するという方向にしたのか。 ◎副所長 確かに令和3年末で県からの財政的支援が終わる予定である。本来、当然新庁舎として保健所全体を建てたい気持ちはやまやまであるが、厳しい状況もある。地域保健課長が説明したとおり、平時は衛生的、環境的、有事の際、災害時も非常に活用ができる。やはり大きな事業であるので選択肢は幾つかあると思う。例えば庁舎のどこかに入る、民間を借りる、県の庁舎を継続して借りる等は、次期総合計画策定の中で事業優先順位を含め、そちらで検討していきたいと考えている。 ◆新倉真二 委員 当初予算にないこれだけの額で、一般財源から5000万円、地域医療推進事業債1億4610万円、この財政的な部分に関しての考えを伺う。 ◎財政課長 本事業については、今回本委員会所管で、起債で財源として75%が当たる。これはこの事業に限ったことではなく起債するもの一般的な答えになってしまうが、これから長きにわたって活用していくものなので、負担の公平性の観点から適債性のある事業であるとの判断で、今回この起債を充当しているものである。 ◆新倉真二 委員 利率が5%以内と書いてあるが、何年償還の起債か。 ◎財政課長 現在20年の償還を想定している。 ◆金田俊信 委員 今回、健診等で現行の保健所講堂は引き続き使用せざるを得ない。今後の保健所をどう整備していくかという計画もまだこれから詰めていく状況で、このタイミング補正予算を使ってまでこの事業をやる必要性が本当にあるのか、改めて伺う。 ◎地域保健課長 年内に購入することで、令和2年度からの活用が可能となる。やはりいつ災害が来るかわからない状況の中で、少しでも早目に購入すると対応ができることから、このタイミングで、たまたま医師会の先生に来ていただき、そういった状況を見ていただいた中での今回の検討となった。 ◆金田俊信 委員 先ほどから災害時に使いたいとのことで、他の委員もいろいろ指摘をしていた。それについて今後検討したいとの答弁がある。これだけ大きな買い物なので、購入してから検討ではなく、検討が完了してから購入すべきかどうか判断するのが普通の考え方ではないか。見解を伺う。 ◎地域保健課長 基本的に災害時の細かな内容については確かに今後検討という話だが、今の地域医療センター災害時を含めて医療救護所になることはもう決まっている。その中で、講堂については、できるだけ、待ち合いや待機の部分活用したい。あと、三師会連携をとっていくということで協定書について今もやっている最中である。災害時については、そういった理由が現状ある。これから検討していくのは細かい部分である。安全・安心な建物というところで、現状はそのようになっている。 ○委員長 自由討議を行うか。               (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長 執行部への質疑及び自由討議を打ち切り、討論に入る。 ◆新倉真二 委員 新政ちがさきを代表して、この議案に賛成の立場で討論する。詳しくは本会議場で述べる。 ◆豊嶋太一 委員 財政が厳しい中、さまざま検討されたと思うが、反対の立場として態度を明らかにする。詳しくは本会議で述べる。 ○委員長 討論を打ち切る。  議案第96号令和年度茅ヶ崎市一般会計補正予算(第6号)所管部分につき採決する。  本案のうち本委員会所管部分を原案のとおり可決すべきものと決するに賛成の委員の起立を求める。                  〔賛成者起立〕 ○委員長 起立多数と認める。  よって、本案のうち本委員会所管部分は原案のとおり可決すべきものと決した。  ───────────────────────────────────────── ○委員長 議案第105号茅ヶ崎市病院事業設置等に関する条例の一部を改正する条例を議題とする。  説明願う。 ◎病院総務課長 議案書82ページ、議案第105号茅ヶ崎市病院事業設置等に関する条例の一部を改正する条例について説明する。  本案は、病院診療科目に新たに歯科口腔外科を置くことにより、専門的な医療体制を確保するため、提案するものである。  改正の概要について説明する。歯科口腔外科は、口腔、鰐、顔面並びにその隣接組織にあらわれる病気やけがなどのさまざまな疾患を対象に診断及び治療を行う診療科である。具体的には、周術期、手術が決定してから退院するまでの患者への口腔機能管理のほか、腫瘍性疾患埋伏智歯抜歯顎面外傷など、一般歯科医院では対応が難しい口腔外科領域疾患を対象とする。  また、附則第2項において、歯科口腔外科開設に必要な職員を4名配置するため、茅ヶ崎市職員定数条例の一部を改正することとし、第2条第1項の表中、病院職員定員数を552人から556人に、職員数の合計を2220人から2224人に改めるものである。  なお、本条例は、令和2年4月1日から施行するものである。 ○委員長 執行部質疑及び必要に応じて自由討議を行い、審査を進めていきたい。  執行部への質疑はないか。 ◆金田俊信 委員 病院職員定数を4名ふやすとの説明だったが、それぞれどのような職種の職員を採用する予定なのか。
    病院総務課長 医師2名、歯科衛生士2名である。 ◆豊嶋太一 委員 障害を負っている人たち口腔外科がかなり重要になってくると思う。今回どういうことが最大のメリットと想定しているのか。 ◎病院総務課長 市立病院歯科口腔外科を今回設置するに当たり、口腔内に発生する疾病に対しての治療を行うことが柱としてある。入院患者周術期口腔ケア、管理をやっていくことも、もう1つの柱と位置づけて診療していきたいと考えている。 ◆岡崎進 委員 歯科口腔外科を増設するに当たり、湘南東部二次医療圏の中で、現状として、口腔外科はどのような状態なのか。 ◎病院総務課長 病院については、茅ヶ崎保健所の管内である湘南東部総合病院診療科がある。診療所については、歯科診療所145件のうち62件である。 ◆岡崎進 委員 その中で今回市立病院でという必要性について、改めて伺う。 ◎病院総務課長 口腔内の衛生必要性について国が法律等を定めて、高齢化社会口腔管理が重要だと大筋として位置づけられている。本市としても、その取り組みを踏まえて歯科口腔外科を設置していく。例えば、本院に入院している患者に手術が必要となり、気管内に挿管するようなとき口腔内が汚れていると、直接ばい菌等が触れて体の中に入っていき、他の感染症等になる危険性がある。そういうものを防止していきたい。 ◆岡崎進 委員 市内東部にもある145歯科医院のうち62診療所がある中で、やはり病院内にないと、連携ではやりくりができないということか。 ◎病院総務課長 診療所との連携については、診療所口腔外科ではでき切れないものについて市立病院に紹介を受け、そこで必要な治療を行う。一方で、口腔外科疾患ではなく他の医科で入院している患者のケアも含むという2本柱と位置づけている。 ◎理事・副院長 地域には多くの歯科診療所があるが、口腔外科の領域における診療は、難しさがあって、なかなかできていない状況があることを承知している。また、診療所において対応できない患者について、別の医療機関を紹介することになったときに、選択肢が限られている。そこについての不便さ感じていることも診療所先生方からヒアリングをしている。いろいろな疾患を扱うことについての制限はあるかもしれないが、地域においてできる限りのことをやっていくとの考え方をとろうと思ったときに、茅ヶ崎市立病院で行う口腔外科の範囲を明確にした上で、地域診療所先生方連携をとることは必要ではないかと、開設についての考え方をまとめたものである。 ◆岡崎進 委員 今、急性期病院としてやっているが、複合的に病院あり方もいろいろ検討されているであろうが、しっかりと改めて検討しなければいけないと思うが、いかがか。 ◎病院総務課長 病院あり方については、今まさにリバイバル・ロードマップを策定し、令和4年度までに一定の方向性を出していくことで了解をいただき、取り組みを進めている。今回、その期間中において歯科口腔外科の開設となったことも含めて、そこの部分を進めていき、取り組んでいきたいと考えている。 ◆加藤大嗣 委員 今回、歯科口腔外科を開設される。これを地域包括ケアシステムの中で見た場合に、口腔ケアだけでもいいが、関連して、例えばオーラルフレイルの予防まで考えて新設しているのか。今後そういう関係が出てくることについての見解を伺いたい。 ◎病院総務課長 本市における地域包括ケアシステムの充実についても、今回の歯科口腔外科の開設に当たり、市立病院として留意している。これまでは医科の分野では地域との連携はかなり綿密に行っているが、今回、歯科についても茅ヶ崎歯科医師会とさらに連携を深め、医療の分野全体で市立病院地域連携を深められる。オーラルフレイルの予防を第一、重点となると、そのシステムの中で、例えば地域診療所保健所で取り組んでいく。まさに市立病院だけではなくて、市のほかの組織、地域の皆様を含めて地域包括ケアシステムについては充実を図っていきたいと考えている。 ○委員長 自由討議を行うか。               (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長 執行部への質疑及び自由討議を打ち切り、討論に入る。               (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長 討論を打ち切る。  議案第105号茅ヶ崎市病院事業設置等に関する条例の一部を改正する条例につき採決する。  本案を原案のとおり可決すべきものと決するに異議ないか。              (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○委員長 異議なしと認める。  よって、本案は全会一致をもって原案のとおり可決すべきものと決した。  環境厚生常任委員会を閉会する。                 午前11時29分閉会...